まちづくり 視察研修 松代観光 地域活性化

平成25年度事業計画

平成13年6月発足以来、当会では「信州松代まるごと博物館構想推進」のために、松代に潜在する地域資源を一つ一つ掘り起こして光を当て、磨き上げて全国に発信し松代の活性化を目指して取り組んできましたが、本年度、NPO法人化して12周年を迎えました。そこで今まで取り組んできた活動をさらに継続発展させ松代の歴史的文化遺産の保存利活用に取り組んで松代の町の質を高めるとともに観光推進を行います。
・重点事業として NHK大河ドラマ「八重の桜」における佐久間象山の活躍に合わせて佐久間象山の事跡を学び顕彰し誘客をはかる事業の推進、江戸時代の御用商人だった八田家をまちなかの観光中核拠点として保存整備活用を促進してまちなかの賑わい創出を図る事業の推進、まち歩きセンターの充実をはかり、商店街と連携してまち歩きの活発化による歴史的文化遺産を活かして松代まるごと博物館構想の実現化を目指し、現在松代城から象山地下壕に集中している観光客の流れをまちなかに導きいれまち全体の活性化を図ります。
・小中学校・高校・大学との連携を、小中学校・松代高校・清泉女学院短大・神奈川大学松代町まちづくり研究所・信州大学農学部造園科等との連携を図りながら事業を推進します。
・まちづくり研究会等の開催を通じて若い世代の人材発掘とその活動のバックアップに取り組みます。
・特別事業として、長野市が整備した旧樋口家住宅の管理運営の委託を受け維持管理と利活用に取り組みます。
・松代地区住民自治協議会の構成団体として地域づくりに参加協力します。
・松代地域振興計画に参画し松代のビジョンのづくりに参加協力します。
・松代観光推進機構の構成メンバーの一員として松代観光推進に取り組みます。

1、「まち歩き」推進事業

(1)歴史的文化遺産保存利活用の推進
地域の歴史的文化遺産を保存活用することにより松代全体をまるごと博物館として地域振興を図る取り組みを行います。
①文化財登録と利活用、まち並み整備の推進
神奈川大学・松代町 まちづくり研究所の活動の一環として長野市教育委員会や歴史的建造物所有者との連携を深め、文化財登録を推進し利活用を図り、点在している歴史的建造物を城下町らしい町並みでつなぎ、潤いのあるまちづくりに取り組みます。併せてまちづくり研究所の活動の一環としてまちづくり研究会を開催して若い世代の人材発掘とまちづくりへの参加を促進します。
②庭園都市松代の推進
・信州大学農学部佐々木邦博教授と連携して水路網の調査に協力して泉水や水路の保全にとりくみ庭園都市松代の推進に取り組みます。併せて国の名勝指定等への機運を高める取り組みを推進します。
③「信州松代お庭を愛する会」を中心に「武家屋敷のお庭拝見」を実施してお庭の公開をお願いし、併せてお庭所有者を地域で支えていく仕組みづくりを研究します。 → まち歩きの推進チームが担当 
④人物を活かしたまちづくりの推進
   江戸後期以降日本の近代化に貢献した人物を発掘して光を当てて全国に発信し、松代の魅力を高め、地域振興をはかります。本年度は特に佐久間象山に焦点を当てた取り組みを推進します。
⑤民話の里作りの推進
民話研究者や民話愛好家、清泉女学院短大の学生、民話紙芝居作製協力者による『民話の里
プロジェクト』推進により、地域に伝わる民話を採集し紙芝居化して地域で子どもを育てる
環境作りを行い、あわせて観光振興に努めます。
⑥旧町名復活の推進
2010松代イヤー実行委員会「まちプロジェクト」の活動を通じて盛り上がった旧町名復活の機運を
さらに盛り上げる取り組みを推進します。
⑦町家につたわる伝統食の伝承
 江戸時代の御用商人八田家に伝わる伝統食を伝承するプロジェクト「喜桜会」を推進します。
⑧信州松代児童文学塾開催への協力(松代出身の児童文学者塚原健二郎の伝統を受け継ぐ)  
 
(2)「まち歩き」の推進
地域の歴史遺産を活かして「まち歩きコース」を開発し、松代観光の推進とまちのにぎわい創出のためにまち歩きの普及拡大を図ります。各種まち歩きツアーの実施を行い、松代まるごと博物館構想の実現を目指した地域振興を推進します。
①まち歩きガイドの養成
  ・各種まち歩きを活発化させて観光推進、地域振興を図ります。
・まち歩きガイドのテキスト「松代検定」の充実を図ります。
②まち歩きのための案内看板整備
 まち歩きを推進するために各種案内看板(コース案内、路地名、旧町名、歴史、人物など)を整備します。
③各種まち歩きマップ(解説付き)やガイドブックを発行し,まち歩きの活発化を図ります。
④各種まち歩きツアーを開催します。
⑤貸し自転車の充実を図り自転車によるまち散策を推進します。
⑥まち歩きレストランの推進をはかります。
2、交流ネットワーク事業の推進
(1)「シンポジウム」「松代学講座」「まちづくり研究会」の開催や「視察研修の受け入れ」、講師派遣等
 を行い各地区とのネットワークを推進し松代のまちづくりの質を高める取り組みを行います。
(2)全国町並み保存連盟諸活動への参加協力(3月8日〜9日 連盟理事会松代で開催・松代荘)

3、広報出版情報発信事業の推進
   活動成果を広める為に広報出版・情報発信事業を行ないます。
・毎月1回信州松代夢空間便りの発行
・各種出版事業
・インターネットによる情報発信
 夢空間のHPやブログでの松代情報の発信や、観光推進機構が開設した「信州松代観光情報」への
 情報提供による松代観光情報の一体化促進を図るとともに、松代テレビ局等と連携し、
 松代情報の発信に取り組みます。
・夢空間概要の改正版作成
・ギャラリー展覧会の開催
 研究成果を発信していくために各種展覧会を開催し、情報発信に取り組みます。

4、松代まち歩きセンター運営事業の推進
  ・観光客に松代のまち歩き情報を提供するとともに商店街等と
  連携して地域住民と観光客の交流を促進し地域振興を図ります。

5、その他の事業の推進
・地域の関係団体と協働してまちづくりを推進します。
 (1)松代観光推進機構への参加協力
 (2)松代地区住民自治協議会への参加協力
 (3)エコール・ド・まつしろ倶楽部活動への参加協力
 (4)松代でひなまつりやぶらり北信濃ひな巡りへの参加協力
(5)投扇興の普及(信州みすず連との共催)
  (6)須磨子忌の開催協力
 (7)その他

6、諸会議の開催
・総会・理事会・監査会他

※ 特別事業
(1)旧樋口家住宅管理及び運営業務委託(特別事業・特別会計)
   市教育委員会から旧樋口家住宅の管理運営業務委託により利活用を推進します。
(2)NPO創立周10年記念事業の推進
NPO創立10周年の記念誌発行等の諸事業を実施します。

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NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会(NPO夢空間)のホームページです。
信州松代は古代から近代までの文化遺産が5キロ四方の地域にぎっしり詰まっている地域です。
特に真田幸村の兄真田信之が徳川幕府の命により、上田から松代に移封され、松代藩の初代藩主となって以来250年間、真田十万石の城下町として、真田氏が十代にわたって統治したため、真田氏伝統文化が今日まで色濃く残る町です。
昭和41年に長野市に合併して以来、長野市の中に埋没し、せっかくの文化遺産を活かすことができませんでしたが、平成5年に高速道長野インターが松代地籍に開通して以来、住民によるまちづくりが活発化し、行政の後押しを得て観光の町松代としてもクローズアップされてきました。
NPO夢空間では松代全体をまるごと博物館ととらえて、地域に潜在している文化遺産を一つ一つ堀り起こして光を当てて、磨きあげ全国に発信しています。このHPではNPO夢空間の活動内容についてご紹介しています。

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〒381-1231
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