まちづくり 視察研修 松代観光 地域活性化
信州松代は、すばらしい自然と歴史、文化の薫り高き町です。
しかしながら住んでいる人々がその素晴らしさにきづいていなかったり全国に向けてその
良さが充分発信できていませんでした。
平成12年長野市が松代地区中心市街地活性化基本計画で松代の自然や歴史、文化や
人な ど松代にある資源を活かして、町全体を博物館にする「信州松代まるごと博物館構想」
を立案し ました。そこで私たちは、市民参加でこの構想を実現し、住んで暮らしやすい、訪れ
て心憩える 町にしていこうと、松代をこよなく愛する町内外の方々100名が相集い、平成13
年6月15日、当会を発足させました。その後、平成14年6月20日、県よりNPO法人(特定非
営利活動法人) の認証を受けました。(現在会員数約150名)
会の目的について
この法人は、地域住民および訪れる人のため、長野市の策定した、松代中心市街地活性化
基本計画「信州松代まるごと博物館構想」を実現のため、松代のまちづくりに関する事業を行
い、 地域の活性化に寄与することを目的としています。
事業について
つぎの特定非営利活動に係る事業を行います。
会員・入会(会費)
会費は次の2種です。
(1) 正 会 員 目的に賛同して入会した個人
(2)賛助会員 目的に賛同して入会した個人及び団体で総会における決議権をもたないもの。
入会費
・入会費は特に必要ありません。
会費
・ 正会員 年会費1,000円
賛助会員 年会費10,000円
・会費は1年間単位とします。(4月〜翌3月)
・途中入会でも年会費を納入してください。
・途中退会する場合は、年会費は返却しません。
活動内容
1、文化遺産の発掘と伝承
① 庭園都市松代の推進
松代に多く伝わる武家屋敷には泉水や泉水路が整備され周辺の山を借景にした日本庭園
が多くのご家庭にあります。毎年武家屋敷周辺の「お庭拝見散策会」を開催し庭園都市松代
の伝統を護り伝える取り組みをしています。
②歴史的建造物の保存再生と文化財登録の推進
江戸時代の面影を残す土蔵や町屋、武家屋敷、武家の門などを探索する「町屋・町並み
ウォッチング」を継続的に開催し、保存活用していく為に文化庁の登録文化財に申請する
取り組みを進め、現在までに26ヶ所51件が登録文化財として登録されました。
③松代学講座の開催
松代の歴史風土を解き明かし、現代のまちづくりに活かしていくために松代学講座を開催しています。
④人物を活かしたまちづくりの推進
多くの人材を輩出してきた松代の歴史風土を解き明かすとともに、松代の先人たちを顕彰し、人物を活かしたまちづくりの推進を図ります。
⑤民話の採集と絵本、紙芝居の作成普及
松代の民話を採集し、絵本や紙芝居を作成して次世代に伝えます。
2、 まちなかの回遊性を高める取り組み
①寺巡りスタンプの整備
町内にあるお寺を有効に活かすために、松代高校美術部の生徒に32ヶ寺の寺めぐり
スタンプのデザインをお願いし整備しました。古寺巡礼(スタンプ集印帖)を作成して、寺巡り
散策会を実施しています。
②案内看板の整備
点在している文化遺産を線につなぎ回遊性を高めるために先人ゆかりの地などに町内に案内看板を整備しています。長野県元気づくり支援金を得て、平成20年度に20ヶ所に設置しました。平成21年度に5ヶ所整備する予定です。
③散策ルートの開発と散策マップ、まち歩きガイドブックの発刊
まちなかにある資源を活かして散策するルートをテーマ別、地域別に20コースを開発し、まち歩きマップの発行やガイ ドブックの出版をしています。
3、まちなかの賑わい創出
①まち歩きガイドセンターの推進
中心市街地の賑わい創出を図るため、まち歩きガイドセンターの推進やまちの縁側作り推進します。
②まるごとミュージアムの推進
商店街等との連携によりギャラリーやまるごとミュージアム等を開催します。
③各種まち歩きの推進
まち歩きルート開発したコースを多くの方々に知っていただき、まち歩きを通じてまちの賑わいを創出していくために各種まち歩きを開催します。
4、次世代育成の取り組み
地域の次代を担う子ども(青少年)達を育てる為に散策会等に子どもの参加を促進し、地域
を愛する心を育てます。その手助けのために子ども向けガイドブックを作ります。先人たちの功績紹介した子ども向け冊子を発行します。民話の採集をし、紙芝居や絵本にして子どもたちに伝えます。
5、信州松代情報の発信
会の活動を通じて得た松代の情報をホームページを通じて全国、世界に発信し松代への
関心を高め、松代探訪を促進します。 毎月夢空間便りを発行し、会の活動を広く広報して会の活動への理解と参加促進を図ります。
NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会(NPO夢空間)のホームページです。
信州松代は古代から近代までの文化遺産が5キロ四方の地域にぎっしり詰まっている地域です。
特に真田幸村の兄真田信之が徳川幕府の命により、上田から松代に移封され、松代藩の初代藩主となって以来250年間、真田十万石の城下町として、真田氏が十代にわたって統治したため、真田氏伝統文化が今日まで色濃く残る町です。
昭和41年に長野市に合併して以来、長野市の中に埋没し、せっかくの文化遺産を活かすことができませんでしたが、平成5年に高速道長野インターが松代地籍に開通して以来、住民によるまちづくりが活発化し、行政の後押しを得て観光の町松代としてもクローズアップされてきました。
NPO夢空間では松代全体をまるごと博物館ととらえて、地域に潜在している文化遺産を一つ一つ堀り起こして光を当てて、磨きあげ全国に発信しています。このHPではNPO夢空間の活動内容についてご紹介しています。
松代テレビ局の立ち上げと支援