まちづくり 視察研修 松代観光 地域活性化
長野市松代町は江戸時代の町名が今日に伝えられてきました。しかしながら、現在では中心街の町名が松代町松代と表示がなされています。殿町、鍛治町、肴町、代官町、紺屋町、紙屋町、馬場町、同心町などの旧町名は住居表示からは消えてしまいました。NPO夢空間では、平成14年に松代学講座で「旧町名」に関する学習会を開催し、旧町名は地域の歴史遺産として貴重な文化財であるとの認識を持つようになりました。そこで、同年松代地区区長会の団体長会議にて松代町の旧町名の復活を提言いたしました。その後、継続的に旧町名の復活に向けて粘り強く提言をしています。
松代の旧町名復活を考える
シンポジウム
全国に先駆けて旧町名復活運動に取り組んできた金沢市長山出保氏は「戦後、多くの日本の都市は一様に「町の顔」を失ってしまいました。その原因は、それぞれの都市が持つ歴史と文化への配慮を欠いたことにあると、私は考えています。(中略)「歴史と文化に責任を持つ町」でなければなりません。私が旧町名の復活に取り組んでいる理由の一つも、まさにその点にあります」と旧町名を復活させてきた想いを語っています。金沢市の動きに触発されて全国で旧町名復活の動きが始まっています。松代でも10年前から幾度となく旧町名復活に向けた動きがあり、このたびも松代イヤーに合わせてその機運が盛り上がってきました。そこで、各地の事例に学び松代における旧町名復活を考えるシンポジウムを開催いたします。
日時 平成22年7月24日(土)午後1時30分〜4時20分
場所 サンホールマツシロ(長野市松代町松代病院前)電話026-278-8622
内容
第一部 1時40分〜2時40分
基調講演
『金沢市における旧町名復活の取り組みについて』
講師 安江一智氏(金沢市市民局市民参画課課長補佐)
金沢市では既に11地区において旧町名復活が行われてきましたがその担当部局として取り組んでおられる安江氏より、金沢市が旧町名復活に取り組んできた基本的考え方や、市民と協働して推進してきた経緯などについてお話をお伺いいたします。
第二部
シンポジウム 2時50分〜4時20分
「松代の旧町名復活を考えるシンポジウム」
金沢市の事例をもとに松代の旧町名復活を考えるためにシンポジウムを開催いたします。
シンポジスト
①安江一智氏(金沢市市民局市民参画課担当課長補佐)
②金沢市で旧町名復活を果たした地区の自治会長様
③市川浩一郎氏(長野商工会議所会頭代行・松代支部長)
④他
コーデイネーター
松代イヤー実行委員
主催 2010松代イヤー実行委員会
連絡先 2010松代イヤー実行委員会事務局 026−278−3366
長野市松代町表柴町松代支所内
企画担当事務局
NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会 026−278−1277
長野市松代町伊勢町548−1
NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会(NPO夢空間)のホームページです。
信州松代は古代から近代までの文化遺産が5キロ四方の地域にぎっしり詰まっている地域です。
特に真田幸村の兄真田信之が徳川幕府の命により、上田から松代に移封され、松代藩の初代藩主となって以来250年間、真田十万石の城下町として、真田氏が十代にわたって統治したため、真田氏伝統文化が今日まで色濃く残る町です。
昭和41年に長野市に合併して以来、長野市の中に埋没し、せっかくの文化遺産を活かすことができませんでしたが、平成5年に高速道長野インターが松代地籍に開通して以来、住民によるまちづくりが活発化し、行政の後押しを得て観光の町松代としてもクローズアップされてきました。
NPO夢空間では松代全体をまるごと博物館ととらえて、地域に潜在している文化遺産を一つ一つ堀り起こして光を当てて、磨きあげ全国に発信しています。このHPではNPO夢空間の活動内容についてご紹介しています。
松代テレビ局の立ち上げと支援